この広告は365日以上更新がないブログに表示されます。
2006年08月08日
◆住宅地の中にひっそりと佇む神社、大津膳所の石坐神社

◆住宅地の中にひっそりと佇む神社、大津膳所の石坐(いわい)神社
大津の湖岸道路を一本町に入った道を走っていると、膳所の町中にひっそりと佇む神社があった。
神社の名を石坐(いわい)神社という。
境内の入ると歴史を感じる楠の神木が迎えてくれる。
この神木はこの地域の人々の営みを長く見つめてきたのであろう。
見るからに立派な神木である。
石坐(いわい)神社の御祭神は淡海(たんかい)ニ坐(いま)ス石坐(いわいの)皇(すめ)大神(おおかみ)だ。
天智天皇八年(西暦669年)の旧九月九日、神奈備山である御霊殿山(ごりょうどやま・御龍燈山)の
磐座(いわくら)に豊玉比古(とよたまひこ)が現れたという。
豊玉比古(とよたまひこ)は海神・水神であり、合わせて八大竜王社があることからも、農耕の雨乞いの信仰があったのであろう。
また天智天皇が大津に宮を移したことを記念し、この地域の干害の雨乞いの篤く信仰されたのであろうか。
町中にこうした神社と鎮守の森を見つけると、なぜかほっとする。
◆大津膳所の石坐(いわい)神社