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スサノヲ(スサノオ)
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豊かな水をたたえる琵琶湖を持つ近江は、古くから多くの人や渡来人が行き来して住みついた、長い歴史と豊かな文化を作り出してきた場所です。 ただ、この近江(滋賀)に住んでいるのに、どれだけ近江について知っているでしょうか? 皆さんの地域をもっと理解するためにも、自分たちの地域の祭りや文化、歴史などについて語り、理解を深めましょう!


スサノヲ(スサノオ)
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2006年10月07日

◆滋賀県大津の代表的な祭り「大津祭」(二)

◆滋賀県大津の代表的な祭り「大津祭」(二)地図はこちら



◆滋賀県大津の代表的な祭り「大津祭」(二)

◆◇◆滋賀県大津の代表的な祭り「大津祭」、ゴブラン織の見送り幕とからくり(絡繰り)

 九月中旬に曳山の巡行の順番を決めるくじ取り式が行われた。大津祭(※注1)は、もとは十月十日に行われていた。しかし、ハッピーマンデー実施により体育の日の前日の日曜日に本祭が、その前日に宵宮が行われるようになるた。宵宮(本祭の前夜)では曳山から「コンコンチキチン」の祭りばやしが夜空に響き、無数の提灯に浮かび上がった曳山は優雅で美しい風情を表す。

 宵宮を経て、本祭の午前九時には、神社前に曳き山十三基が勢揃いする。毎年くじ取らずで先頭で巡行する西行桜狸山をはじめとする源氏山・郭巨山・西宮蛭子山・孔明祈水山・西王母山・猩々山・湯立山・月宮殿山・殺生石山・神功皇后山・石橋山・龍門滝山といったゴブラン織の見送り幕(曳山の後ろ部分の幕)や豪華な装飾金具に飾られた十三基の三輪の曳山が天孫神社から大津市内を巡行する。順次市内の通りに繰り出した曳き山は、鉦、太鼓、笛の賑やかな囃子に乗って町中を煌びやかに巡行して行く。

 町内の通りや町屋の造りまでが、曳き山に合わせて作られており、通りの町屋の二階は通りに対して開け放たれ、そこに緋の毛氈を敷き親類縁者が集まって曳き山の通過を見物する。曳き山からは厄除けのチマキなどを座敷の中や、通りの見物人の中に投げ込んだりして進んで行く。

 また数カ所の辻では曳き山を止めてカラクリ人形の演技「所望」が行われる。これらは嘗ての宿場と港で繁栄した大津の経済力を示すものだ。いまでは各町で維持されつつも、大津市と観光協会がその維持に努めている。これからも、歴史と伝統の継承を続けてもらいたいものだ。

※参考Hints&Notes(注釈)☆彡:*::*~☆~*:.,。・°・:*:★,。・°☆・。・゜★・。・。☆.・:*:★,。・°☆

(※注1)大津祭は天孫神社の例祭である。延暦年間(七八二~八〇六年)の創建といわれ、彦火火出見尊、国常立尊、帯中津日子尊、大己貴尊の四座を祭神とすることから、古くは「四宮神社」と呼ばれていた。祭神の一柱である彦火火出見尊が天照大神の孫に当たるところから明治初年に「天孫神社」と改称された。 大津の守護神として崇敬されている。


スサノヲ(スサノオ)

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Posted by スサノヲ(スサノオ) at 06:00 │Comments(0)近江の民俗学
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