◆膳所神社、大津宮遷都の際の御厨所
◆膳所神社(ぜぜじんじゃ)、大津宮遷都の際の御厨所
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膳所神社(ぜぜじんじゃ)は天智天皇六年(667年)創祀と伝えられ、祭神は豊受比売命(とようけひめのみこと)である。
膳所(ぜぜ)という名は少し変わった地名である。
膳の文字が表すように、食と深く関わる。
社伝によると天智天皇が大津宮に遷都する際、この地を「御厨所」に定めたという。
「御厨所」とは天皇の料理をする場所という意味であり、料理に使う魚を調達したこの地が「陪膳浜(おものはま)」と呼ばれるようになり、やがて膳所となったそうだ。
神社名、地名一つ一つにも歴史があることに気づかされる。
安易な地名変更は考えるべきだ。
スサノヲ(スサノオ)
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